日記 2021年4月
らせん
2021.04.01 (木) vol.04601

新所長を迎えて新年度がはじまった。僕もひとり減った組織を改めて運営しなくてはならない。季節の進みは早く、既に満開の様相を呈している桜もある。コロナ感染も地域によって拡大していることから、「まん延防止等重点措置」が仙台、大阪、神戸、尼崎、西宮、芦屋の6都市に来週から初適用される。増えては抑えの繰り返しだが、抑えが効くことの裏返しでもあり、都道府県単位だった「緊急事態宣言」の手前でピンポイント対策ができるよう進化はしているわけだ。推しマンガの「タテの国」は今日最終回を迎えたが、読み返して楽しみたい。

女神山と駒ザクラ
2021.04.03 (土) vol.04602

川俣町北西部、伊達市との境にある女神山(599.3m)に登った。堀切登山口を出発して約40分でカタクリ平へ出た。カタクリ群落って場所は何度か見たことあるけど、山中で花期に当たるのは初めてで、下向きの花を這いつくばって撮った。近くにアオダイショウがいてビビったが、すぐの山頂にはコブシが咲き始めていて、これから行く予定の秋山の駒ザクラが麓に見えた。そこまでは椚平登山口へ下り林道を伝って約50分かかった。それなりの人出がありマスク着用で2年ぶりの観桜。車に戻る手前で掃除してた山好きの地元民と話し込んだ。

カタクリ
秋山の駒桜
2013年高速道路の旅
2021.04.04 (日) vol.04603

自分地プロジェクトの高速道路編は2013年が終了した。T君と付き合い始めて静岡方面へ何度となく往復している間に新規路線を開拓していったのが前年との大きな違いだ。圏央道がまだ繋がっていなくて首都高を通ることでしか1本通しで行けずに苦労したものの将来に夢はつながっていった。台風によって計画変更を余儀なくされたが、鹿児島まで高速を走り通したのがこの年のハイライトで、その先の目的地だった沖縄へは7年経った今も到達していない。とはいえ青森から鹿児島まで1本でつながったビジュアルデータはなかなかに圧巻だ。

家庭訪問
2021.04.08 (木) vol.04604

小学生の頃にあった家庭訪問にどんな意味があるのか、教育者でもない自分には分からないが、先生が家に来て親と会うのは嬉しいような恥ずかしいような気持だった気がする。今日は諸事情があって新所長を含む管理職4人が終業後の自宅に来た。といっても扉の外でとある"カギ"の受け渡しをするだけだったのだが、部門長がひとり「家庭訪問」と突然言い出して部屋に入ってきた。時間にして1分も無かったと思うが、借上げ社宅とはいえ理由もなく中を見られた衝撃が室内に留まって出ていかない。軽率な行動が人生を狂わせることがある。

半田山
2021.04.11 (日) vol.04605

桑折町の半田山(863m)に登った。半田山自然公園を拠点に北駐車場から山頂を経て南駐車場まで約2時間の山行だった。途中、ハートの形に見えるという半田沼を見下ろして、水辺の桜を楽しみに下りてきた。近づいてみると蕾が多く1週間は早いようだったが、ショウジョウバカマの大群落の方に驚いた。山中にもいくらか咲いていたが桁が違った。カタクリやミズバショウ、早咲きのシラネアオイも1輪咲いていて、登らずとも山の春満開だったが観桜客には響かない。帰りは芭蕉も入ったという飯坂温泉の鯖湖湯、熱くて肩まで浸かれなかった。

半田沼
水を海に流す
2021.04.13 (火) vol.04606

政府は福島第一原発から出る処理水の海洋放出を決めた。事故が原因のため悪評を免れないが、通常運転している原発でも世界的に行われていることである。とはいえ環境への影響が0だなんて誰も言えず、また風評が出ると反対するほどに不安も広がる。そもそも放射性物質のうちトリチウムの除去が現実的でないのは、水素であり水だからだ。自然にも存在し核融合燃料として使う未来もあるが、タンクに貯め続けるのは廃炉の妨げになり先送りできない問題だった。10年耐えた福島だけが背負うとなるとまた濃度が上がるだけではないか。

季節を跨ぐ移動
2021.04.18 (日) vol.04607

同郷のK君と週末を一緒に過ごした。日程ありきだったため不安定な天気で、冬期通行止めが解除されたばかりのゴールドラインの頂上付近では雪まで降っていた。そんな季節感の違いがいいアクセントになったようで、雨でまともに見られなかったものの桜がまだ見られるのもドライブ的には楽しんでもらえたようだ。キャッチボールをするぐらいの止み間もあって、喜多方ラーメンを食べに行くのと合わせてほぼ予定通りのことは出来た。別れたあとで市長選の投票に行き、感染対策のため使い捨て鉛筆が使われていたのをみてもったいないと思ってしまった。

権太倉山
2021.04.24 (土) vol.04608

白河市最高峰で天栄村との境にある権太倉山(976m)に登った。聖ヶ岩ふるさとの森キャンプ場に駐車して風穴登山口から登山開始。昨日の仕事での歩き疲れを感じつつ1時間半、山頂に着いてはじめて展望が開け、那須岳、二岐山、羽鳥湖、布引高原、磐梯山、西吾妻山と西側半分がぐるっと見渡せた。薄曇りの空に同化して気づきにくかったけど真っ白な飯豊山まで見えた。馬の背分岐まで戻って源流登山口側へ下山し、隈戸川に沿って県道を歩いてキャンプ場に戻った。そのまま歩いてすぐの枡滝と大信不動滝も見て帰宅した。

聖ヶ岩
カケス
大信不動滝
3度目の緊急事態宣言
2021.04.25 (日) vol.04609

3度目の「緊急事態宣言」が東京都、京都府、大阪府、兵庫県に出された。今回はGWの人流抑制に重点を置いているが、「まん延防止等重点措置」が先行して出ていた大阪でさえ連日1000人を超える感染者を出し、関西圏で医療崩壊が既に現実のものとなっている。それだけ変異株の感染力が高いと恐れるべきところだろう。ワクチン接種による集団免疫獲得が急がれるが、コロナによる死者は既に国内累計で1万人に達しようとしている。繰り返す度に状況が悪化してるように見え不満も募るが、人間もウイルスも進んでいるのが救いだ。

マイナンバーカード
2021.04.26 (月) vol.04610

マイナンバーカードを手に入れた。マイナポイント欲しさに昨秋あたりに取得方法を調べたが、申請書を用意する一歩目が面倒で二の足を踏んでいた。2月になってカード未取得者宛に申請書が送られてきたので、これは助かる、と思ってさっそくオンラインで申請した。今月になってカードの交付通知が届いたが、指定の交付場所に指定の時間帯で行けないので、今日18時市役所で予約をし直した。臨時職員と思われる不慣れな感じの年配の男性が窓口だったが20分弱で終了。時間も時間で本庁舎正面が閉められてて脱出に手間取った。

4月末
2021.04.30 (金) vol.04611

6年目のひと月目が終わった。わざわざ書くのは、想像以上に今年1年の不安が大きいからだ。3月の定期異動の発表を皮切りにここまでの2か月で会社に対する不信感が募ったことがベースにある。自分の思い通りにならないのは当然だが、ズレを感じさせる出来事が立て続けに起きればそうなる。加えて今年は転換期で経験則で計れず先行きが本当に読めないでいる。それでも部下がしっかりしていれば支えにもなるが、正直まだ社員のレベルじゃなくズレ材料として働いている。教育や信頼より自己武装で乗り越えたくなる1年のはじまりである。